リノベーションデザイン
こんにちは、ヘラ野です。
さて、みなさんはどんなデザインのお宅に憧れていますか?
私が聞くまでもなく、みなさんそれぞれ素敵な憧れを胸に秘めているに違いありませんね。
かくいう私はと申しますと、いざリノベーションデザインを考えるにあたっては、沢山の住宅関連の雑誌を読んだり、素敵なデザインで評判のお店へ伺ったり、ミュージアムを廻ったりと、自分にとって最良の自宅を実現すべく西へ東へ。
そんな中で数々の素敵なお宅にトキメキ、たくさんの有益な知見や知識を得ることは出来たのですが、、、
なのになぜでしょう。
色んな建築やリノベーション実例を見れば見るほど、「何かが違う!」という思いが強くなっていったのです。
けど、よくよく考えてみたらそりゃそうだ。
だって、世の中にある素敵なお店やお宅の多くは、その家の主人の「良しとするもの」を形にしたものなんだから。違って当然です。
ワタシはワタシ。
アナタはアナタ。
つまるところ、「違うと感じる足りない何か」=「自分にとっての良しとするもの」を自分の中から見つけなければならないのじゃ!と。
そこで心機一転目線を変えて、自分にとっての「良しとするもの」は何なのか、自分の心に問いかけてみることにしました。
そうすると、おぼろげながら自分にとっての大切なもの、良しとするものが見えてきて。
そしたら、自分にとっての大切なもの、良しとするもの、学んだこと、ときめいたもの、それらを全部ごちゃごちゃに混ぜこんで、コトコト煮込んだら、もうあとはペンを走らせ、
ちょいちょい味見しながら出来上がったイメージを立体化してみたりしながら、
ときに大工さんと相談しながら、
自分にとって何度食べても美味しいと思える、「家庭の味(イメージ)」を具体化していく訳であります。
なんて能書きを垂れたところで、リノベーションが進むと、色んな「良しとするもの」もチョッピリ変わっていったりするんですけどね。
そこんとこは成長と捉えて頂けたら幸いですw
ではまた〜♪
リノベーション計画
こんにちは、ヘラ野です。
さて、いよいよ自宅のリノベーションがキックオフしたわけですが、とはいえまず何から始めていけば良いのでしょう?行き当たりばったりで進めて出来る場合もあるかもしれませんが、場合によっては失敗ばかりで経費が膨れ上がるなんてことも。。。
なので、可能な限りリスクを回避し、適切な経費で満足いくリノベーションを進めるためには、やはり最低限の「基本方針」と「計画」を錬る必要があるのでしょう。
そうして妻と協議を重ねた結果、晴れて以下の基本方針に基づきリノベーションを進めることが決定しました。それは、
「自分達で出来ることは可能な限り自分達でやる」
これが我がヘラ野家におけるリノベーションの基本方針です。ありきたりと言えばありきたりな基本方針ですが、 自分達で出来ることを可能な限り自分達でやれば、その分経費は削減出来ます。
また自分達でやることによって様々なリノベーションに関する力量を身に付けることも出来ます。
妻と一緒にリノベーション作業を進めることで夫婦愛だってより一層深まるかもしれません♡
さて、ケースによってはそれぞれ多少順序の違いはあれど、概ね以下のような順番でリノベーション計画は進んでいくかと思います。
①予算を決定する。
良い材を選んだり、精密な細工をほどこしたりと、お金があればあるだけリノベーションの可能性は広がりますが、いかんせん私はしがないサラリーマン。 限りある予算内でリノベーションを進めなけらばなりません。家族を路頭に迷わせることがあってはなりません。
リノベーションに金をかけ過ぎた結果、晩御飯のおかずがよっちゃんイカだけとかあってはならないのです!
とにかく、予算を明確にすることは大変重要です。「何を自分達でやらなければならないか」「どこにどれだけお金をかけることが出来るのか」が見えてくるからです。
どこにどれだけお金をかけることが出来るのか(すなわち予算配分)が見えたら、いよいよリノベーション計画の策定スタートです。
②どんな家に住みたいかをイメージする。
老若男女誰であれ、リノベーションは「どんな家に住みたいか」を思い浮かべることから始まります。 ここでどれだけイメージを具体的に膨らませることが出来るかが、後の実際の施工効率や工期短縮に繋がってくるといっても過言ではありません。
何より、ああでもないこうでもないとイメージしたり、話し合ったり、調べたりしているこの段階が一番楽しかったりするんですけどね。
③リノベーションデザインを決定する。
住みたい家のイメージが十分に固まったら、それを平面図や立体図や立体物におこしてイメージを具現化していきます。 また、素敵なリノベーションを数多く手がけているデザイン事務所や工務店にリノベーションデザインを委託する方もたくさんいます。
④施工準備をする。
リノベーションデザインが決定したら、その実現に向けた施工を実施するための準備が必要となります。 必要な資材や道具、施工を実施する人員が揃っていなければ、施工を開始することは出来ません。
施工を工務店や職人に依頼する場合には、その工務店や職人の方が施工に必要な資材や道具を持っているため、特段気にする必要はありませんが、 施工を自分達自身で実施する場合には、施工に先立ち必要な資材や道具を漏れなく準備しておかねばなりません。
また道具によっては大変高価なものもありますので、その施工を自分達で(道具を買い揃えて)やった方が良いのか(安価なのか)、それとも工務店や職人の方に頼んでやってもらった方が 良いのか(安価なのか)はケースバイケースですので、都度しっかり吟味する必要があるでしょう。
⑤施工を実施する。
施工準備が整いましたら、いよいよ施工開始です。
ハラハラハラハラドキドキドキドキ
なんにせよここまで来たら、もうやるしかありません。
だけど大丈夫!文字通り、最初の壁を壊したら(というか壁が崩れ落ちる様を見たら) 「あぁ、終わった。。。もう後戻りできないの確定。。。」って気持ちになりますから(笑)
(とはいえ、施工を工務店や職人に頼めばこんなに事あるごとにハラハラドキドキしないで済むのでしょうね)
以上を踏まえ、我が家のリノベーション計画は以下のように決定した次第です。
①予算
¥150万
②③リノベーションデザイン
自分達でデザインする。
④施工準備
使用頻度が高い道具については、自分達で購入する。
使用頻度の低い道具については、可能な限り知人縁者に借りる。
必須の道具が高価な場合には、可能な限り知人縁者に借りる。それが無理な場合には、その作業を業者や職人の方に依頼する。
自分達で作業を行う際に必要な資材については、自分達で購入する。
⑤施工
施工については、可能な限り自分達で実施する。
施工の難易度が高い作業及び高い施工精度を望む作業については、業者や職人の方に依頼する。
法規制上、自分達の手で作業を行うことが禁じられている作業(ex.電気工事等)については、業者に依頼する。
そんなこんなで、ザザーッと駆け足で我が家のリノベーション計画をまとめてみました。
ではまた~!
教えて!リノベーション先生①
こんにちは、ヘラ野です。
素敵な物件も決まり、いよいよ「リノベーション待ったなし!」 な今日この頃。
「こんなデザインの部屋がいいな」「こんな家具を置きたいな」 なんて想像を巡らせるのは、それはそれは楽しいもんです。
けれどもそこは“ピッカピカのリノベーション1年生”な私たち。
漠然とした「こうしたい!ああしたい!」はあっても、 どれもこれも所詮は机上の空論、イメージやデザインの「断片」 ばかり。
じゃあ、 夢描くイメージやデザインの断片を繋ぎ合せて実現可能な「全体」 とするにはどうしたらいいんだ!教えて神様仏様エリカ様!!
…って、そんなの勉強するしかありませんよねー。勉強。 だってピッカピカの1年生なんだし。
幸いなことに私が住む下諏訪町とその周辺には、 古い店舗や家屋をリノベーションして生まれ変わったお店がたくさ んあります。
それらのお店はどれも素敵で個性的。
せっかく近所に、“夢を現実にする”ことに成功したリノベーションのお手本がたくさんある のだから、そこから学ばない手はありませんよね。
そこでこれから数回に分けて、下諏訪町とその周辺にある、我らの“ リノベーション先生” とも言うべきお店を紹介していきたいと思います。
というわけで、最初のリノベーション先生はこちらのお店。
【マスヤゲストハウス】http://masuya-gh.com/
築100年以上の旅館をリノベーションしたゲストハウス。
デザインはマスヤゲストハウスオーナーの斉藤希生子さんと空間デ ザインチームの“medicala(現Rebuilding center japan)”による共作とのこと。
解体時に発生する廃材を最大限に活用することで、 現代的な居住レイアウトと機能性のみならず、 歴史ある旅館の風情が同居した空間になっていて、その居心地は一言でいえば「夏休みのおばあちゃん家」みたいな、 のんびりあたたかな気分。
そこかしこに配置された古道具も、 押しつけがましくなく丁度いいんだよなぁ。。。
オープンから4年が経ち、現在は「ひるま木工舎」 によるデザインと施工も加わり、 ますます素敵な宿へと進化し続けています。
リビング。
色も形も違う床材同士の組み合わせが、こんなにも素敵だなんて!
2階の床板が、1階の天井としてデザインに活かされているのもとっても面白いし、カッコいいなぁ♪
キッチン。
壁一面に大胆に塗られた緑色(漆喰?モルタル?)が、木材の色味と見事に調和。
そうか!森の色と同じなんだね。そりゃ居心地いいはずだ♪
ホワイトルーム。
一転、こちらは真っ白な世界。
けれどそのせいか、他の色や物の形がいっそう強調されるから面白い。
白色は偉大なり。
ベッドルーム。
左側の壁にたっぷり配置されたガラスの建具がとっても開放的。
ここでふと、どの部屋も建具を上手に選んで配置していることに気付く。
なるほど!建具は空間をデザインする上でとても大事な要素なのかもしれない。
いや、そんなことより、単純に建具ってとってもカッコイイ!
2階。
そしてとどめは、様々な形や大きさの建具を組み合わせて作られた建具のパッチワーク。
しかも所々開閉も出来るっていう優れもの。いやん、素敵すぎる!!
この建具のパッチワークを作ったのは“ひるま木工舎”さん。天才かっ!!
こんなのウチにもあったらなぁ。。。
いやぁ、たっぷり勉強させて頂きました。
さて、今回のリノベーション先生ことマスヤゲストハウスは、カッコイイだけじゃなく、とっても楽しくて居心地の良いゲストハウスなので、リノベーションやるやらないに関係なく、ぜひぜひ1度足を運んでみて下さい。
そしたらきっとあなたも下諏訪町が大好きになるはずですから♪
ではでは。
四王の家
こんにちは、ヘラ野です。
前々回の投稿「物件探し」を経て、いよいよ下諏訪町四王にある素敵なお家に辿りついた私たち。
それがこの物件。
2F 6畳間
2F 4.5畳間
1F 12畳間
1F 台所
築40年ほどが経ち、数年空き家になっていたこの物件。
「そろそろ取り壊しを考えていた物件だから、リフォームでもリノベーションでも好きにしていいよ」との大家さんの一言で、これは渡りに舟とばかりにほぼ即決した次第です。
大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいいサイズの物件で、それでいて間取りもシンプル。
本当にこの物件を自分たちでリノベーションすることなんて出来るのか!?
ドキドキでワクワクな気持ちを静めるために、とりあえずお茶すすります。
物件さがし
こんにちは、ヘラ野です。
そんなこんなでリノベーションすることを決めた私。
そんな私がまずしなきゃならなかったのが・・・
物件探し!!!
というのも、リノベーションをしようと決意はしたものの、当時(昨年夏)の私はリノベーション不可な物件に住んでおりまして。なので下諏訪町への移住をするにあたり、何よりまずはリノベーション可能な物件を探す必要がありました。
一口に物件探しといっても色々な探し方がありますが、私の場合は以下のようなやり方で下諏訪町での物件探しをしていきました。
【下諏訪町での物件探し方法】
①「空き家情報バンク」から探す。
下諏訪町のHP上に空家物件情報(賃貸物件/売却物件)が掲載されています。
http://www.town.shimosuwa.lg.jp/www/genre/1000100000031/index.html
このブログを書くにあたり久しぶりに空き家情報バンクにアクセスしたところ、、、
え!? 土地付き建売り物件が¥20万!?
・・・な、なんすかこの格安物件はっ!!!
さては超事故物件か!それとも幽霊屋敷か!?
なななんでかな?と物件の詳細を見てみると↓
http://www.town.shimosuwa.lg.jp/www/contents/1001000000441/simple/No124.pdf
大幅な補修が必要で再建築不可!車両通行も不可!下水道も使用不可!
なるほど色々問題が多い物件だけれど・・・腰を据えてリノベをしたいと思っている人にとっては興味深い物件かもしれませんね。
と、こんな風に掘り出し物件(!?)も見つかるかもしれないので、下諏訪町への移住を検討している方は、まずはこの「空き家情報バンク」を覗いてみてはいかがでしょうか。
②移住交流スペース「mee mee center Sumeba」を訪ねる。
JR下諏訪駅からほど近い御田町商店街の一角に「mee mee center Sumeba」はあります。
http://www.town.shimosuwa.lg.jp/www/contents/1492481392653/index.html
「mee mee center Sumeba」では移住希望者へのサービスの一環として物件紹介や物件紹介者の案内も行っています。「空き家情報バンク」にはまだ未掲載の物件情報なんかも時折りあったりしますので、移住希望書の方は下諏訪町へおこしの際にフラっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
③競売物件をチェックする。
「不動産競売物件情報サイト BIT」では全国の競売物件情報が閲覧できます。
http://bit.sikkou.jp/app/top/pt001/h01/
タイミングによっては相場よりかなり安い入札価格で物件を入手でき、また時々下諏訪町の物件なんかも掲載されていますので、下諏訪への移住&物件購入を考えている方はこまめにチェックしてみてはいかがでしょうか。
④不動産屋を訪ねる。
そう、物件探しの王道です。下諏訪町にもいくつか不動産屋はありますが、利用者が多いのは(株)東洋開発とアパマンショップ下諏訪店なんではないでしょうか。
㈱東洋開発
http://www.toyokaihatsu.co.jp/
アパマンショップ下諏訪
http://shimosuwa.toa-fudosan.com/
⑤不動産サイトで探す。
SUUMO、CHINTAI、HOME'S、エイブル等々、今やたくさんの不動産サイトがあります。不動産サイト全盛の今ですが、下諏訪町の場合は不動産屋の方が不動産サイトよりもタマ数が揃っているなぁと個人的には感じています。
⑥足で探す。
下諏訪町には空き物件が多いのですが、空き物件の多くが持ち主不明だったり持ち主に貸し出す意思がなかったりして空き物件がなかなか市場に出てこないというもったいない状況にあります。なので移住希望者の中には自分の足で町を歩いて物件探しをする方も多く、実際に希望に合った空き家を見つけたらその物件の持ち主を近所の方に問い合わせるなどして持ち主と直接交渉/契約して暮らしている方も多いです。少々骨は折れますが、このやり方ですと不動産屋を仲介しないため、相場よりだいぶ安く借りられることもあるようです。
⑦人づてで探す
自分の場合はこの方法で物件を見つけました。下諏訪町のいろんな人に物件を探していることを話していたら、とある方から「こんな戸建て物件があったよ!」と情報を頂きまして。さっそく大家さんを紹介してもらってお話させて頂いたら「もう古い物件だからリフォームでもリノベーションでも好きにしていいよ」とのこと。
なので下諏訪町で希望に合った物件を見つけるためには、とにかくまず自分の足で町を歩きまわること、そして“オレ物件探してるぞ感”をアピールすることが案外大事なのかもしれませんね(^ ^)
ごあいさつ
こんにちは、ヘラ野です。
私は長野県の下諏訪町というところに住んでいます。
下諏訪町は長野県の中央部に位置し、北に霧ケ峰高原、南に諏訪湖、東に八ヶ岳連峰の山々を望む風光明媚な観光地で、また信濃國一之宮である諏訪大社総本山の門前町として栄えた中山道と甲州街道の交わる宿場町でもあります。
そんな下諏訪町では今、建物や景観や文化をリノベーション(再生/改修/刷新)する取組みが町ぐるみで積極的に行われています。
ある者は古い旅館をゲストハウスとして再生し、かつて栄えた宿場町の賑わいを取り戻そうと取り組んでいます。
またある者は主がいなくなって久しい寿司店をカフェとして再生し、今では町ゆく人々の憩いの場となっています。
下諏訪町行政もクラフトタウン構想を立ち上げ、ものづくりや職人の支援に取り組んでいます。
かくいう私の妻が働く移住交流スペース「mee mee center Sumeba」のオフィスも、元々お花屋さんだった空き店舗をセルフリノベーションした建物です。
こんな風に今まさにリノベーション真っ盛りな下諏訪町を歩いていると“何か楽しいことが始まる前のワクワクした雰囲気”を町全体が醸し出していて、なんだかこっちまでワクワク楽しい気分になってくるから不思議です。
そんな下諏訪町に魅力を感じて、最近では首都圏や他市町村から下諏訪町へ移住して来られる方も少なくありません。
実を言うと、かくいう私と妻もその一人。
そんな下諏訪町への移住を考えている方と話をする機会があると、決まって「とりあえず中古物件でも借りてリノベーションして暮らしてみたらいかがですか」なんてしたり顔で勧めていたりする私ですが、実を言うとそんな時にはいつも幾ばくかの後ろめたさがチラホラと・・・
だって・・・そんなことを言っておきながら・・・私はなんにもしていないんですよ、リノベーションってやつを・・・
ん~!せっかくリノベーション盛んな下諏訪町に住んでいるのに、自分はリノベーションしてないなんて何だかとてももったいない!
やるぞ!リノベーション!
醸し出せ!ワクワク感!
そうさ今こそアドベンチャーーー!
とまぁ、こんな意気込みで昨年の秋頃より自宅のリノベーションを始めています。
休みの日を使って少しずつタラタラダラダラと作業しているので、リノベーションの完了まではまだまだ長い道のりではありますが、このブログではそんな自宅のリノベーションにまつわる悲喜こもごもや、この町の暮らしや魅力も発信してゆけたらと思っています。
そしてこのブログを通じて少しでも多くの方が下諏訪町やリノベーションに興味を持って頂けたら嬉しいです。
みなさまどうか以後お見知り置きを。
それでは下諏訪リノベーション日記、はじめます。